日産自ゴーン氏:インド工場建設の2期工事を中断へ-需要回復まで

国内3位の自動車メーカー、日 産自動車は8日、インド南部チェンナイでの工場建設の2期工事を 世界的な自動車需要が回復するまで中断する方針を明らかにした。

カルロス・ゴーン最高経営責任者(CEO)は、世界経済フォ ーラムがニューデリーで開催したインド経済サミットで「われわれ が計画を一時停止するのは、インドの国内市場の潜在力や輸出能力 を信じていないからではない」と説明。再開の時期は世界市場の落 ち込みがいつ終息するかによって決まるとの見通しを示した。

日産は6月、インドでの自動車生産コストは輸送費や関税を考 慮しても欧州より最大5%安いため、チェンナイ工場は欧州事業の 鍵を握ると説明していた。同社は建設計画を親会社の仏ルノーと共 同で進めている。

ゴーンCEOによると、1期工事の工場は2010年初めに稼働 する見通し。日産の志賀俊之最高執行責任者(COO)は10月21 日、世界的な自動車需要はなお脆弱(ぜいじゃく)だとの見方を示 した。

日産のコリン・ドッジ副社長は6月4日、同社はチェンナイ工 場で欧州とインド市場向けのエントリーモデルの新型車を生産し、 11年3月期には同工場から約11万台を輸出する計画であること を明らかにした。

日産は、12年までにインドで9車種を投入する方針。同年ま でにインド乗用車市場で5.7%のシェアを握りたい考えだ。同国で は国民の所得が過去8年間で倍増している。

ゴーンCEOは8日、10年は欧州と日本にとって厳しい年に なる一方、中国とインドは世界的な景気回復の重要な役割を果たす との見通しを示した。

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