米下院本会議:医療保険制度改革法案、小差で可決-上院は調整難航

米下院本会議は7日、約40年ぶり の大改革となる米医療保険制度の改革法案を賛成220、反対215で可決 した。同法案はすべての米国民の保険加入義務付けや、政府の公的保険 制度の創設を盛り込んでいる。

同法案が成立すると、10年間で1兆ドル(約90兆円)強の財政負 担が発生する。共和党議員の賛成は1票のみ。民主党議員のうち39人 が反対に回った。

オバマ米大統領は「下院は米国民に質が高く安価な医療保険を提供 するという約束を実現する法案を可決した」と述べ、同法案に年末まで に署名できるよう上院が早期に行動するよう求めた。

同法案は下院通過後、上院での扱いが焦点となるが、リード民主党 上院院内総務は上院独自の法案の審議開始で苦心している。法案が上院 を通過しても、上下両院協議会での法案の一本化が必要で、こうした作 業には数カ月を要する可能性が強い。

リード院内総務は先週、同法案を年内に成立させるというオバマ大 統領の目標に沿う約束はできないとの考えを明らかにした。

下院民主党は同法案の財源として、年収が100万ドルを上回る世帯 に対する増税を盛り込んだ。

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