20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議の声明要旨

英スコットランドのセントア ンドルーズで開催された20カ国・地域(G20)財務相・中央銀 行総裁会議が7日午後に発表した声明の要旨は以下の通り。

1、ピッツバーグG20首脳会議がわれわれに付託した任務を実行 するため、危機から回復期に入った重要な時点で会合した。

2、経済と金融の状況はG20の協調対応を受け改善された。一方、 回復はまだらで、政策支援に引き続き依存している。高い失業率 は主要な懸念事項。世界経済と金融システムの健全性を取り戻す ため、回復が確実になるまで景気支援を継続することで合意した。

3、経済協力への新たな取り組みを強調するため、「力強く、持続 可能で、バランスの取れた成長を目指すG20の枠組み」を立ち上 げた。詳細な工程表を採択し、政策が目標の実現につながってい るか評価する。各国は来年1月末までに政策枠組みを提出。同6 月のサミットでの協議に向け政策の選択肢を策定。同11月のG 20首脳会議に向けより詳細な政策提言を作成する。

4、同枠組みを活用する上で第一の課題は、危機対応からより力 強く、持続可能でバランスの取れた成長への移行である。回復が 確保されるまで支援を継続する一方、異例な経済・金融支援を解 除するための戦略策定にもコミットする。

5、国際金融機関(IFI)が、持続可能な成長、安定性、雇用 創出、開発、貧困削減の確保に重要な役割を果たす。このため、 G20はIFIの適正、対応力、有効性、および正当性を引き続き 高めることが重要。ピッツバーグで合意された代表権とガバナン スの改革を実現するとのコミットメントを再確認。世界銀行につ いてはその期限を来年春の会合、国際通貨基金(IMF)につい ては2011年1月とすることを改めて確認した。

6、世界的な金融システムの強化継続に向け、金融安定化理事会 (FSB)とともに取り組むことに合意。改革プログラムの勢い を維持するほか、完全で、タイムリー、かつ一貫したプログラム の実施を確実にする。規制強化に向け、バーゼル委員会が来年末 までにより強固な基準を策定し2012年末を目標に段階的に実施 する必要性を強調。FSBの基準を各国の枠組みに早急に組み込 むことにコミットし、金融機関に対してはその健全な報酬慣行の 即時実施を求める。

7、気候変動の脅威に対処するため、行動する。コペンハーゲン で開催される国連気候変動枠組み条約締約国会議(UNFCCC) で意欲的な成果を出せるよう取り組む。

8、今年の議長国である英国に感謝するとともに、韓国を来年の 議長国として歓迎。フランスが2011年の議長を務めることで合 意した。

参考画面: 翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先: ニューヨーク 大塚 美佳 Mika Otsuka +1-212-617-5823 motsuka3@bloomberg.net Editor:Tsunero Yamahiro

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