米国株(6日):上昇、GEが大幅高-失業率嫌気し一時下落

米株式相場は上昇。10月の米 失業率が1983年以降で初めて10%を上回ったものの、アナリスト らによる複合大手ゼネラル・エレクトリック(GE)や百貨店メーシ ーズの投資判断引き上げが材料視され、買い優勢となった。

GEはダウ工業株30種平均銘柄の中で最大の値上がり。アナリ ストは金融部門のリスクが縮小したと指摘した。JPモルガン・チェ ースが百貨店メーシーズの8-10月期利益はアナリスト予想を上回 るとの見方を示したことが好感され、メーシーズも値上がりした。

米労働省が発表した10月の雇用統計によると、非農業部門雇用 者数(事業所調査、季節調整済み)は前月比で19万人減少。これが 嫌気されS&P500種株価指数は一時0.7%下落したが、その後反発 し前日比プラスで取引を終えた。

S&P500種株価指数は前日比0.3%上昇の1069.30。週間ベ ースでは3.2%上昇した。ダウ工業株30種平均は17.46ドル (0.2%)高の10023.42ドル。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物12月限は前 日比2.8%安の1バレル=77.43ドルで終了した。またCOMEX 部門の金先物相場12月限は一時、オンス当たり1100ドルを突破し、 史上最高値を更新した。

セキュリティー・グローバル・インベスターズ(ニューヨーク 州アービングトン)の運用担当者、マーク・ブロンゾ氏は、「失業率 が悪化しても株価が上昇するということは、失業率のピークは近いと 市場参加者が予想していることを示唆する。確かに悪い内容だったが、 これ以上悪化することはないだろうとの見方が広がっている」と語っ た。

米雇用統計

10月の米雇用統計によると、非農業部門雇用者数が前月比で 19万人減少と、ブルームバーグ・ニュース集計のエコノミスト予想 中央値(17万5000人減)を上回る純減幅だった。家計調査に基づ く10月の失業率は10.2%と、26年ぶりの高水準に上昇した。これ を嫌気し米国株は下げて開始したが、その後、市場参加者は雇用者数 が8、9両月で9万1000人上方修正されたことや派遣労働者の増加 などを材料視し、米株に買いを入れた。

S&P500種は今年3月の12年ぶり安値から58%値を戻して いる。

GEは6.2%高。サンフォード・C・バーンスティーンとオッ ペンハイマーのアナリストは投資判断と株価見通しを引き上げた。

メーシーズを中心に小売株が上昇。S&P500種小売株価指数 は1.7%値上がりした。JPモルガン・チェースはメーシーズの投資 判断を「ニュートラル」から「オーバーウエート」に引き上げた。

ローズ、ホーム・デポ

住宅関連用品小売りのローズとホーム・デポはいずれも上昇。 バンク・オブ・アメリカ(BOA)は両社の株式投資判断を「アンダ ーパフォーム」から「買い」に引き上げた。

保険のアメリカン・インターナショナル・グループ(AIG) を中心に金融株が下落。AIGの7-9月期決算は損保・生保部門の 収入が減少した。

ブルームバーグがまとめたデータによると、10月7日以降に発 表されたS&P500種採用企業の四半期決算のうち、83%がアナリ スト予想を上回る利益を計上した。

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