バフェット氏のバーリントン買収、裁定取引22%リターンのチャンスか

今月3日に発表された米資産家 ウォーレン・バフェット氏による鉄道会社バーリントン・ノーザン・ サンタフェの買収は、アービトラージ取引(裁定取引)を手掛けるト レーダーに年率22%の投資利益を上げる可能性をもたらした。

バフェット氏率いる投資・保険会社バークシャー・ハサウェイは バーリントンに対し1株当たり100ドルでの買収を提示。バークシャ ーは来年1-3月期にバーリントン買収の手続きが完了すると見込ん でいる。この手続き期間と前日のバーリントン株価終値(96.98ド ル)を基に算出すると、アービトラージ取引が稼ぎ出すリターンは年 率8-22%が可能となる。

買収標的となった企業の株価は、手続き完了が近づくにつれて買 収額まで上昇することが多い。しかしトレーダーの間で手続き完了が 疑問視されている場合、この株価と買収額との価格差は拡大する。

バークシャーはすでにバーリントンの最大株主。発表資料による と、バークシャーはバーリントン株式のうち未保有の77.4%に対し1 株当たり100ドルを現金と株式で支払う。チュレーン大学法科大学院 (ニューオーリンズ)のエリザベス・ノウィキ教授は、バーリントン が買収を撤回した際に支払う違約金が通常よりも低い価格で合意した のは、バフェット氏が同氏の提示額を超える買収案は他社から提示さ れないと見込んでいることを示唆すると分析した。

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