フェルプス教授:米経済回復ペース失速へ、低成長高失業が「標準」に

:2006年にノーベル経済学賞を 受賞した米コロンビア大学のエドムンド・フェルプス教授は6日、米 経済では過去10年に比べて低い長期成長率と高い失業率が「新たな標 準」となり、米経済の回復ペースは勢いを失う可能性が高いとの認識 を示した。

フェルプス教授はブルームバーグテレビジョンとのインタビュー で、「米経済の足元はふらついているが、回復軌道に戻りつつある」 と述べ、「米経済にはすでに強い回復が見られるが、息切れするだろ う」と付け加えた。

10月米雇用統計では、失業率が10.2%と1983年以来の高水準 に悪化したほか、非農業部門雇用者数の減少幅はエコノミスト予想を 上回った。フェルプス教授は7-9月(第3四半期)には国内総生産 (GDP)の増加幅が過去2年で最高となり、雇用の減少は2010年 1-3月(第1四半期)で底入れする可能性があるものの、経済回復 が「力強さ」を失ったことに変わりはないと指摘した。

フェルプス教授は雇用統計発表前に、中期的には失業率は6%か ら7.5%のレンジに落ち着く可能性があるとの見方を示した。2007年 までの10年間における平均失業率は4.9%だった。

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