ECBノボトニー氏:銀行向け1年物融資取りやめるか未定

欧州中央銀行(ECB)政策委 員会メンバー、オーストリア中銀のノボトニー総裁は6日、市中銀行 向け1年物融資を今年いっぱいで取りやめるかどうかについて、EC Bはまだ決定していないと述べた。トリシェ総裁は前日に、12月に 実施する1年物資金入札が最後となる可能性が高いことを示唆してい た。

ノボトニー氏はウィーンで記者団に対し「1年物入札を12月以 降も継続するかどうかは、景気の動向次第だ」とし、「現時点で明言 することはできない。12月に協議することだ」と語った。同氏は発 言の後、6日中に声明を発表し、1年物入札についての見方は「トリ シェ総裁の見解と完全に一致している」と説明した。

また、12月の入札では1年物資金を最低応札金利である1%で 供給するだろうと言明した。トリシェ総裁は前日、金利水準について コメントを控えていた。オーストリア中銀のヒューバー報道官は、ノ ボトニー総裁の発言は市場にシグナルを送るものではなく、現在の枠 組みを述べたものだと説明を加えた。

ノボトニー氏は景気動向について「下降は止まったが、上向きの 動きは極めて弱い」と述べ、「ユーロ圏のこの弱々しい上方向の動き をより強い勢いへと転換できるのか、あるいは日本のような失われた 10年という問題に直面するのかを、問い掛ける必要があるというの が私の見解だ。私は欧州における失われた10年の可能性を排除しな い」と語った。

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