G20、中国などアジア各国に自国通貨高の容認求める公算大-UBS

為替トレーディングで世界2位、 スイスのUBSは6日、今週末の20カ国・地域(G20)財務相・中央 銀行総裁会議について、アジア各国に対し自国通貨高を容認するよう 促す公算が大きいとの見方を明らかにした。

G20は、ガイトナー米財務長官やトリシェ欧州中央銀行(ECB) 総裁らが出席し、英スコットランドのセントアンドルーズで6日から 2日間の日程で開催される。UBSの外国為替ストラテジスト、ジェ フリー・ユー氏(ロンドン在勤)は顧客向けのリポートで、為替相場 は議題に上らない見通しだが、「多くの国がそれを持ち出そうとするだ ろう」と予想した。

人民元が米ドルに対し過去3年間で21%上昇したことを受け、中 国は2008年7月以降、元高を阻止してきた。中国や韓国、台湾ではこ の1年で外貨準備が約20%増加。これは自国通貨高が輸出に打撃を与 えるのを防ぐため、ドルを買い入れていることを示している。

ユー氏は「ユーロ圏諸国がこの議題を強く推し進める可能性が高 く、アジアは域内の通貨の多くが柔軟性を欠いているため、再び非難 の矢面に立たされることになるだろう」と指摘。「米財務省によれば、 米国はG20を活用し、世界経済のバランスを取り戻すことを狙ってい る」と付け加えた。

G20では、各国の経済政策の効果などが話し合われる。中国など アジア諸国は膨らむ貿易黒字を通じドル保有を増やしており、米国債 を購入することで世界的に利回りを押し下げている。

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