川崎重工:20年までに兵庫県にニッケル水素電池工場建設を計画

国内重工業3位、川崎重工は2020 年までに兵庫県にニッケル水素電池工場を建設する計画。鉄道、再生 エネルギー関連の需要増に対応する。事業費は数十億円の見込み。

同社車両カンパニー・ギガセル電池センターの宮本裕一センター 長(理事)はブルームバーグ・ニュースとのインタビューで、5万キ ロワット時規模の工場建設で川重の製造能力は約8倍になるとの見通 しを示した。川重は今後の需要に応じて同様の生産能力を持つ2番目 の生産ラインを建設することも検討中。

川重の競争相手は日本ガイシや日立製作所など。リサーチ会社、 富士経済によると、市場規模は07年から13年には2倍となり5400 億円に達する見通し。宮本氏は「国内シェアの2割あたりを狙いたい」 と述べた。

ニッケル水素電池は書類キャビネットほどの大きさ。東日本旅客 鉄道(JR東日本)などの鉄道会社が排出量を削減するためディーゼ ルから電気機関車に転換する際、需要が増える見込み。JR東日本に よると、ディーゼル車の割合はおよそ3割。東京電力などの電力会社 は風力、太陽光による電力を貯蔵するために同電池の使用を検討して いる。

岡三証券のアナリスト、柴岡岳夫氏は6日、電話インタビューで、 成長率、利益率見通しともに将来性があり、多様な製品に適用する技 術が拡大すれば大型電池の重要性は高まると指摘した。

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