ヘッジファンドのトーラジ:元社員を逆提訴-損害賠償230億円求める

ヘッジファンド運用会社、米トー ラジ・キャピタル・マネジメントは、元社員2人と共同経営者1人を 相手取り、受認者義務違反や名誉棄損、不当競争防止法違反を主張し 2億5000万ドル(約230億円)の損害賠償を求め提訴した。同社の運 用資産は約27億ドル。

訴訟は、昨年12月のジェントリー・ビーチ氏、今年1月のロブ・ ボレロ氏によるトーラジへの提訴に対応する形でマンハッタンのニュ ーヨーク州地裁に4日提議された。トーラジ元社員の両氏は、ポール・ トーラジ氏が創業した同社が賞与を支払わなかったとして5000万ド ル以上の支払いを求めて提訴している。同社は両氏の主張を否定して いる。

トーラジ側は同日、裁判所のウェブサイトに掲載した反訴状で、 ビーチ、ボレロ両氏は「詐欺行為を繰り返すことにより数百万ドルに 上る投資家の出資金を損ない、受認者義務に違反した上、不適切な運 用を行い、投資家の利益を完全に無視した」としている。

反訴状では、ビーチ氏と同氏の父親ゲーリー・ビーチ氏が、トー ラジ側が出資していたエネルギー探査合弁会社プラヤ・オイル・アン ド・ガスから資金を盗んだとされている。

ジェントリー・ビーチ氏とボレロ氏は両氏の広報担当者が送付し た電子メールの文書で「今回の提訴は自身に対する深刻な訴えから関 心をそらすためのポール・トーラジ氏による必死の試みにすぎない」 との見解を示した。

トーラジ側の社外広報担当者、アーメル・レズリー氏はコメント を控えた。

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