イビデン株が急騰、半導体パッケージが拡大局面入り-三菱U証格上げ

イビデンの株価が前日比6.2%高の 3270円まで急反発。半導体パッケージ需要が回復傾向にあり、今期 (2010年3月期)業績予想の再増額修正期待が高まっている。三菱U FJ証券が投資判断を引き上げるなど、アナリストから強気の見解が相 次いだことも追い風となった。

三菱UFJ証券の内野晃彦アナリストは5日付で、今下半期以降の 半導体パッケージ出荷数量前提を上方修正した。10-12月期に入って X-66MPU(超小型演算処理装置)の需要が戻っているほか、競合メ ーカーの日本特殊陶業が米半導体最大手インテルとの取引を2010年3 月期いっぱいで終了することによる恩恵を受ける公算が大きいとみた。

出荷前提見直しに伴い、同証券では同社の今期連結営業利益予想を 185億円から190億円へと増額。会社側は10月30日に168億円へ引き 上げたが、同証券の新予想はこれを13%上回る水準だ。投資判断も 「3(市場平均並み)」から「2(アウトパフォーム)」へ変更した。

一方、5日には日本特殊陶業が決算説明会を開催。これを受けてU BS証券の西村美香アナリストは5日付のリポートで、「パソコン需要 好調、MPUの世代交代、日本特殊陶業の供給量低下などから、MPU パッケージの需給は引き締まる方向」との見解を示している。

西村氏は、当面はイビデンと新光電工のシェアが上昇するだろうと 予測した上で、2社の相対感としては「海外拠点を有し相対的にコスト 改善力を有するイビデンが優位」と結論づけた。

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