米買収会社のサーベラスとアポロ、LBOの実績は最悪-ムーディーズ

米格付け会社ムーディーズ・イン ベスターズ・サービスによると、大手プライベートエクイティ(未公 開株、PE)投資会社の中では、米サーベラス・キャピタル・マネジ メントとアポロ・マネジメントのレバレッジド・バイアウト(LBO) の実績が最悪となっている。LBOは買収先の資金や将来の収益を担 保に調達した資金による買収。

ジョン・ロジャーズ氏らがまとめた5日付のアナリスト・リポー トによると、買収会社は信用危機が始まった2007年7、8月の前に、 計約6400億ドル(約58兆円)を186件のLBOに投資した。その うち、サーベラスの案件の67%、アポロの同65%の企業がそれぞれ デフォルト(債務不履行)または経営難に陥った。

リポートによると、LBOを通じて非公開化された被買収企業は、 ほかの投資不適格級格付けの企業より苦境に追い込まれる確率が高い という。米政府と連邦準備制度理事会(FRB)は、景気と金融シス テムを支えるため、信用危機が始まって以降これまでに計11兆6000 億ドルを融資・拠出・保証した。

リポートは、債務返済期限が近づくなかで多大な借り換えリスク や流動性懸念に直面している被買収企業には、過去70年間で最悪の リセッション(景気後退)が「足かせ」になっていると指摘。ロジャ ーズ氏はさらに5日のインタビューで、一段のデフォルト増加を予想 した。

サーベラスのパートナー、ティム・プライス氏と同社の広報担当 ピーター・デューダ氏は、両氏のオフィスへの電話取材に対してこれ までのところ返答していない。

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