明電舎株が急反発、新規事業寄与で来期増益に期待感-三菱U証格上げ

重電メーカーの明電舎株が一時、 前日比6.4%高の469円と8営業日ぶりに急反発。電気自動車(E V)用モーターなど新規事業の貢献で今後の利益が拡大する、との見通 しが一部アナリストから示され、直近の取引レンジ下限に近づいていた 中で見直しの動きが広がった。

三菱UFJ証券では5日、明電舎株の投資判断を従来の「4(アン ダーパフォーム)」から「3(市場平均並み)」に引き上げた。嶋田幸 彦シニアアナリストは投資家向けメモで、「2012年3月期以降、EV 用モータ・インバータや風力用発電機など新事業の収益寄与の比重が高 まる」との見方を示している。

同証による明電舎の今期の連結営業利益予想は、10年3月期(今 期)が20億円と会社側予想(30億円)を下回ると予想する半面、来期 は50億円、再来期は80億円への拡大を想定。さらに、来期業績予想 を基準に、450円を株価のフェアバリューとして算出した。

同社が5月に策定、公表した新中期経営計画「POWER5」では、 電気自動車用のモータ・インバータ、風力発電製品などを中心とした新 規事業の展開や、水処理や電鉄など既存重電事業の拡充などを盛り込ん でいた。計画期間(5年間)の設備投資額は累計340億円、研究開発 投資額は累計430億円を予定している。

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