セブン銀株が大幅続落、ATMの受入手数料が低迷-今期は最終減益へ

流通大手のセブン&アイ・ホール ディングスの銀行子会社、セブン銀行の株価が一時、前日比6.6%安の 19万8500円と大幅続落。厳しい個人所得環境を反映し、同社のATM (現金自動預払機)から得られる受入手数料単価が低迷している。下半 期のさらなる悪化を前提に通期(2010年3月期)の業績予想を下方修 正、一転して最終減益と見込んだため、失望売りが優勢となった。

セブン銀が5日の取引終了後に公表した上半期(4-9月)決算に よると、当期利益は前年同期比6%増の96億円となった。ATMの設 置台数は同1万4188台。今年3月末から2.8%増えたが、ATM受入 手数料単価は1件あたり151.4円と、前下半期(08年10月-09年3 月)から4.3円低下した。1台当たりの1日平均利用件数は116.2件。

同社は、通期の当期利益予想を180億円から162億円に10%引き 下げた。前期比では4.6%の減益となる。期末のATM設置台数を1万 4550台と想定、ATM受入手数料単価を143.5円、1台当たりの1日 平均利用件数を110.5件と見込んだ。

三菱UFJ証券の大石透功シニアアナリストは「ノンバンクの構成 比が下がっているため、ATM受入手数料単価が下がっていく過程にあ る」と指摘している。

セブン銀の決算資料によると、上半期の総利用件数2億9600万件 のうち、ノンバンクでの利用は4200万件で構成比は14.2%。前上半期 (08年4-9月)の16.7%(総利用件数2億7500万件、ノンバンク 4600万件)から低下した。

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