豪中銀:09年成長率予想を1.75%に引き上げ-四半期報告

オーストラリア準備銀行(RBA、 中央銀行)は6日、金融政策四半期報告を公表し、2009年の同国成 長率見通しを8月時点の予想の3倍を超える水準に引き上げた。これ は、RBAが今後も政策金利の引き上げで世界をリードし続ける見通 しを示唆している。

RBAは、09年の国内総生産(GDP)の成長率見通しを1.75% とし、8月時点の0.5%から引き上げた。10年の伸び率予想も2.25% から3.25%に上方修正した。RBAは「金融政策による刺激をさらに 段階的に縮小することが求められる公算が大きい」と説明した。

スティーブンス総裁は今週、消費者信頼感の回復と中国向けの輸 出需要拡大を理由に挙げ、他国に先駆けて今年2回目の利上げを実施 した。9月の豪州の輸出はほぼ1年ぶりの大幅増となった。ブルーム バーグが調査したエコノミストの大半が、RBAが来月0.25ポイント の追加利上げを行うと予想している。

豪銀大手オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)のエ コノミスト、シェーン・リー氏は、RBAの楽観的見通しを受けて「中 期的に金利上昇圧力が維持されるだろう」と分析。さらに、「アジア、 特に中国の重要性がこの日の報告で強調された」と指摘した。

豪ドルは、シドニー時間午後零時52分(日本時間午前10時52 分)現在、1豪ドル=0.9114米ドルと、発表前の0.9101米ドルから 上昇している。

RBAは四半期報告で、企業が資源投資を増やす中で、同国経済 が11、12年も拡大を続けると予測。「資源セクターの拡大に支えられ、 設備投資と輸出の力強い伸びが予想される」「貿易についても見通し が改善されており、今後1、2年は若干の増加が見込まれる」と付け 加えた。

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