ニコン株が反発、デジタル一眼レフカメラの貢献で業績改善を期待

一眼レフカメラの大手、ニコンの 株価が前日比3%高の1693円まで買われ、反発。5日に発表した第2 四半期(4-9月)決算で、映像事業の通期営業利益が従来予想を大き く上回る見通しが示された。デジタル一眼レフカメラの利益貢献度が高 まるとして、業績改善への期待感が広がっている。

顧客企業の設備投資抑制やデジタル市場の伸び悩み、為替の円高傾 向から、4-9月期の連結営業損益は195億円の赤字に転落した。前年 同期は540億円の黒字だった。通期計画は180億円の赤字。

業績全般は厳しいものの、10年3月期のセグメント別見通しで、 デジタル一眼レフカメラを扱う映像事業の営業利益が350億円から500 億円(前期比25%増)へ大幅に増額修正された。一方、半導体露光装 置などの精機事業の営業赤字は580億円と、従来予想の590億円の赤字 からやや縮小する見込み。

三菱UFJ証券の石野雅彦アナリストは5日付リポートで、デジタ ル一眼レフの健闘や半導体、液晶製造装置の営業利益好転により、11 年3月期以降業績が回復するという同証券の前提を確認。デジタル一眼 レフの安定成長や11年3月期以降の液晶ステッパーの競争力回復が株 価に織り込まれつつあるとしながらも、「依然として23%の上値余地 がある」と指摘した。投資判断の「1(強いアウトパフォーム)」、目 標株価2020円はいずれも継続。

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