ニプロ株が反発、想定より円安で海外収益上振れ-上期配当予想も増額

医療機器などを手がけるニプロの 株価が一時、前日比6.7%高の2035円と急反発。会社側の前提よりも 為替相場が円安・ドル高で推移したため、上半期(4-9月)業績が計 画を大きく上回る見通しとなった。上半期配当も増額する方針が示され たため、買いが優勢となった。

ニプロが5日の取引終了後に公表した上半期決算速報によると、連 結純利益は前年同期比0.1%減の34億円になったもよう。前回予想の 23億円からは11億円(51%)の上振れとなる。医療用機器部門が堅調 に推移したほか、1ドル=90円とみていたドル円相場が実際は同96円 (期中平均レート)となり、海外収益が上乗せされた。

同社取締役経理部長の山部哲彦氏は、「経費節減などで販売管理費 を予算より4億7800万円低くしたことも利益上振れの背景」と説明、 収益性が高まったとしている。

配当性向50%の方針に従い、上半期の配当は23円50銭とする予 定。前回予想の21円50銭からは2円の増額となる。

同社は今月11日に上半期決算を正式発表する予定。下半期の想定 為替レートは期初計画通り1ドル=90円とする。バークレーズ・キャ ピタル証券は6日付で同社株の目標株価2200円、投資判断「オーバー ウエート」を継続した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE