タワー投信の谷村氏:ヘッジファンドの助言会社設立-アジアを注視へ

【記者:伊藤 小巻、 山崎 朝子】

11月6日(ブルームバーグ):タワー投資顧問で9月まで社長を務め ていた谷村哲夫氏(52)が、ヘッジファンドのコンサルティング会社を 設立し11月から業務を開始した。タワー時代に培ったノウハウやネット ワークを活かし、ヘッジファンドのマーケティング助言などを行う。同 氏が4日インタビューに応じた。

谷村氏はC2Gアドバイザーズを東京・中央区に設立した。C2G はマーケティング助言のほか、アジアに投資するヘッジファンドと日本 の投資家とのマッチング、ヘッジファンドのデューデリジェンス(適正 評価)、運用資金の提供なども行う。今後はシンガポールと米コネチカッ ト州に連絡事務所を開設する予定だ。

谷村氏は日本株運用について「運用資金を集めても、人口減少や高 齢化で収益機会はなくなってきている」と述べ、タワー投信での役割は 終えたと判断。経済成長を背景に、資金流入が回復しているアジアのヘ ッジファンドの中から、「第2、第3のタワーのようなファンドを探して サポートしたい」という。

タワー投資顧問は、谷村氏と清原達郎運用部長が98年に実質的に設 立した。投資先は日本株で、清原運用部長は2004年の高額納税者全国ト ップ(所得税額約37億円)になった。ピーク時の05年10月には3300 億円の資産を運用。谷村氏の後任は藤原伸哉氏が務め、自己資金や固定 顧客としての投資家資金を運用する。

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