【個別銘柄】旭硝子、T&D、パイオニア、アコム、三井金、チムニー

材料銘柄の値動きは以下の通り。

旭硝子(5201):前日比6.5%高の815円。フラットパネルディ スプレー用ガラス基板の販売が好調で、2009年12月期の連結純損失 は50億円と、従来予想の340億円から赤字が縮小する見通し。収益改 善が好感され、日本電気硝子(5214)など同業銘柄も連動、東証1部 業種別33指数の上昇率1位は2.7%高のガラス・土石製品だった。

T&Dホールディングス(8795):11%安の2115円。一時12% 安の2080円と3月以来の安値を付けた。総額1200億円の新株の発行 登録を前日に行い、調達資金は借入金の返済などに充当予定。金融機関 の増資懸念が根強い中、1株利益の希薄化を警戒した売り圧力が増した。

パイオニア(6773):8.9%高の246円。小谷進社長は5日、当初 400 億円規模としていた外部調達額を200億円程度にとどめる考えを 明らかにした。業績の回復基調が背景で、下期(09年10月-10 年3 月)にはカーエレクトロニクス事業を黒字化する計画という。UBS証 券は5日、投資判断を「売り」から「中立」に引き上げた。

NTT都市開発(8933):7%安の6万6600円。一時9.1%安の 6万5100円と3月10日以来の安値を付けた。4-9月期の連結純損 益は62億円の赤字と、事前計画の65億円の黒字から悪化した。10年 3月期予想も大幅に下方修正、不動産賃貸事業と分譲事業の不振、市況 回復の遅れによる棚卸資産の評価損計上が響く。

アコム(8572):7.5%安の1477円。10年3月期の連結純損益が 114 億円の赤字になる見通しと前日に発表。人員削減を柱とした経営 体質強化策で140億円程度の特別損失が発生し、従来予想の322億円 の黒字から大きく悪化する。消費者金融では、4-9月期の連結純利益 が前年同期比23%減ったプロミス(8574)も5.9%安の740円。

明電舎(6508):4.5%高の461円。三菱UFJ証券は5日、投資 判断を従来の「4(アンダーパフォーム)」から「3(市場平均並 み)」に引き上げた。嶋田幸彦シニアアナリストは投資家向けメモで、 「2012年3月期以降、EV用モータ・インバータや風力用発電機など 新事業の収益寄与の比重が高まる」との見方を示した。

三井金属(5706):6%高の246円。10年3月期の連結業績予想 を上方修正すると午後1時に発表、純損益は24億円の黒字(前期は 673億円赤字)になる見通し。従来予想は51億円の赤字だった。金属 価格の上昇とこれに伴う在庫評価益の発生に加え、中間素材部門の販売 増加が寄与する。

ブリヂストン(5108):3%安の1436円。一時4.9%安の1409 円と6月25日以来、約4カ月ぶりの安値を付けた。09年12月期の連 結純損益予想を100億円の赤字に下方修正すると前日に発表。従来は 60億円の黒字を見込んでいたが、オーストラリアの工場閉鎖に伴う特 別損失を計上することが響く。

シスメックス(6869):7.4%高の4350円。中国での売上拡大な どにより、10年3月期の連結最終利益は従来予想比14%増の92億円 を見込むと前日に発表した。

ニプロ(8086):6.4%高の2030円。会社側の前提よりも為替相 場が円安・ドル高で推移し、4-9月期の連結純利益が計画を51%上 回ったもようと前日に発表。上半期配当も増額する方針が示され、買い が優勢となった。

日立造船(7004):5%高の125円。プロセス機器部門の利益率 向上、持分法による投資利益の改善などから、10年3月期の連結最終 利益は従来予想比2倍の100億円の見通しになったと前日に発表。業 績期待の買いが優勢になった。

イビデン(4062):3.3%高の3180円。半導体パッケージ需要が 回復傾向にあり、今期(10年3月期)業績予想の再増額修正期待が高 まった。三菱UFJ証券では、投資判断を従来の「3(市場平均並 み)」から「2(アウトパフォーム)」に引き上げ。

日本光電(6849):5%高の1590円。コスト削減などが奏功し、 10年3月期の連結純利益は従来予想比38%増の51億円に上方修正し た。従来の前期比20%減益から、11%増益に一転する。

ユーシン精機(6482):4.7%安の1373円。設備投資の抑制から 射出成形機などプラスチック加工機の生産高が低迷、10年3月期の連 結最終利益は従来予想比65%減の5億1100万円に下方修正した。

NISグループ(8571):2.9%安の34円。利息返還関連の引当 繰入金額の追加計上などから、4-9月期の連結経常損益は49億 9300万円の赤字になったもようと前日に発表。従来予想(40億円の赤 字)から赤字幅が拡大する。

すみや(9939):15%安の81円と急落。カルチュア・コンビニエ ンス・クラブ(4756)が、すみやを株式交換で完全子会社化すると5 日に発表。すみや株1株にCCC株0.14株を割り当てる。CCCの前 日終値(559円)から算出した理論価格(約78円)にさや寄せした。 すみやは、東海地域でCDやDVDのレンタル店を展開。

世紀東急工業(1898):20%高の55円。コスト削減などが奏功し、 4-9月期の連結最終損益は1億6600万円に黒字転換したもよう、と 午前の取引終了後に発表。従来予想は5億円の赤字。

ゴールドクレスト(8871):5.8%安の2600円。野村証券は5日、 投資判断を「1(買い)」から「2(中立)」に引き下げた。

東レ(3402):1.7%安の512円。4-9月期の連結純損益は63 億円の赤字だった。前年同期は105億円の黒字。昨年秋以降の世界同 時不況で需要が激減した。

チムニー(3362):最終取引価格は1.7%高の1590円。日経テレ コンは6日、東証2部上場で居酒屋のチムニーが、MBO(経営陣によ る買収)を実施する方針を固めたと報じた。投資会社のカーライルグル ープがチムニー経営陣とともに、チムニーの筆頭株主であるハム大手、 米久などから株式を買い取るとしている。チムニーは上場廃止となる見 込み。東京証券取引所は午後2時ごろ同社株の売買を一時停止した。

エルピーダメモリ(6665):1.8%高の1266円。10年3月期の設 備投資計画を従来比200億円増額して約600億円に修正した。回路線 幅40ナノメートル(ナノは10億分の1)対応の設備導入のため。ま た、7-9月期の営業損益は8億円の黒字と8四半期ぶりに黒字に転換。 スポット価格の回復が理由で、収益改善を評価した買いが先行した。

ニコン(7731):0.7%高の1656円。映像事業の通期営業利益が 従来予想を大きく上回る見通しが示された。デジタル一眼レフカメラの 利益貢献度が高まるとして、業績改善期待の買いが先行した。

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