英国債:10年債が下落、英中銀の資産購入規模拡大が予想を下回り

英国債市場では10年債相場が下 落し、利回りは3カ月ぶり高水準となった。イングランド銀行(英中 央銀行)による資産買い取りプログラムの規模拡大がエコノミスト予 想より小幅だったことが材料視された。同プログラムはリセッション (景気後退)対策として始まった。

イングランド銀はこの日の金融政策委員会(MPC)で資産買い 取りプログラムを250億ポンド拡大した。ブルームバーグがまとめた エコノミスト調査での予想中央値は500億ポンドの拡大だった。MP Cは声明で、資産買い取りプログラムについての検討を続けることを 明らかにした。MPCは政策金利を過去最低の0.5%に据え置くこと も決定した。

ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド・グループ(RBS) の英金利ストラテジスト、ジェイソン・シンプソン氏(ロンドン在 勤)は「量的緩和が終わりに近づきつつあるのは明らかだ。これは国 債にとっては支援要因ではない。中銀声明はこれまでよりもやや楽観 的だ。市場の反応は想像していたよりもやや積極的だった」と語った。

10年債利回りはロンドン時間午後5時現在、前日比7ベーシスポ イント(bp、1bp=0.01%)上昇の3.86%。一時は8月5日以 来の高水準となる3.90%まで上げた。同国債(表面利率4.5%、 2019年3月償還)価格は0.55ポイント下げ104.99。2年債利回り は0.88%と、前日からほぼ変わらず。0.95%まで上昇する場面もあ った。

10年債と2年債の利回り格差(スプレッド)は297bpと、 1992年以来の最大幅に拡大した。

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