英中銀:資産購入規模2000億ポンドに拡大-金利据え置き

イングランド銀行(英中央銀 行)は5日の金融政策委員会(MPC)で、資産買い取りプログラム の規模を250億ポンド(約3兆7500億円)拡大し、総額2000億 ポンドとすることを決めた。景気回復を示す複数の兆候が、量的緩和 策を来年には終了する余地を金融当局に与えた。

ブルームバーグ・ニュースがエコノミスト48人を対象にまとめ た調査の中央値では、キング総裁ら9人から成るMPCが資産買い取 り規模を2250億ポンドに拡大すると見込まれていた。同プログラム の規模拡大はこれで3回目。

イングランド銀は声明で「MPCは経済活動の水準の回復は緩や かと予想している。従って、経済における余剰生産能力が大きい状態 は継続すると見込まれる」とし、「これが当分の間、インフレを抑制 し続けるだろう」との見解を示した。

中銀は、英経済が低迷から脱しつつある複数の兆候と、与信の流 れに回復を確実にするための十分な力強さがない状況を、はかりに掛 けている。

イングランド銀に勤務した経験のある大和証券SMBCのエコノ ミスト、コリン・エリス氏は、拡大規模は量的緩和が「終わりに近づ きつつあることを示唆するものだ」と指摘し、買い取りを「2月に終 了する可能性は十分にある。それまでは政策を動かさないだろう」と 語った。

MPCはまた、政策金利のレポ金利を過去最低の0.5%に据え置 いた。エコノミスト調査でも60人全員が据え置きを予想していた。

ポンドの対ドル相場は中銀発表後に一時、前日比0.7%高の1ポ ンド=1.6617ドルを付けた。英10年債利回りはロンドン時間午後 零時20分(日本時間同9時20分)現在、8ベーシスポイント(b p、1bp=0.01%)上昇し3.86%。資産買い取り計画が発表され る前日の3月4日は3.64%だった。

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