9月ユーロ圏小売売上高:3.6%低下-16カ月連続前年割れ

欧州連合(EU)統計局(ユーロ スタット)が5日発表した9月のユーロ圏小売売上高指数は、前月同 月比3.6%低下し、市場予想を上回る落ち込みとなった。失業増加で 消費が抑制され、同指数は1年4カ月連続の前年割れとなった。

ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト14人の予想中 央値では、2.4%低下と見込まれていた。前月比では0.7%低下し、2008 年10月以降で最大の下げとなった。8月の指数は前年同月比2.3%低 下(改定前=2.6%低下)だった。

INGグループのエコノミスト、マルティン・ファンフリート氏 (アムステルダム在勤)は、「欧州では消費が景気回復を支えると見込 むべきではない。欧州の失業は米国に比べるとそれほど増えていない が、先行き不透明感が小売売上高に打撃を与えている」と語った。

9月のユーロ圏失業率は9.7%と、10年余りでの最高水準に悪化 した。EUの欧州委員会は3日、2011年に失業率は10.9%に達すると の見通しを示した。これが現実となった場合、少なくとも1995年以降 で最悪となる。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE