アステラス:今期純利益7.4%減額、後発薬で免疫抑制剤苦戦

国内医薬品2位のアステラス製薬は 5日、今期(2010年3月期)連結純利益予想を7.4%引き下げた。米で 特許切れとなった免疫抑制剤「プログラフ」の後発薬が想定以上に米市 場でシェアを獲得していることが響いている。

東証で5日開示した今期純利益予想は1250億円(従来予想1350億 円)。ブルームバーグが集計したアナリスト予想(1430億円)を下回り、 前期比では27%減になる。売上高で約2割を占める「プログラフ」の苦 戦に円高が加わり、想定利益を下げた。国内で豚インフルエンザ用ワク チンの需要がおう盛で今期売上高予想は0.8%多い9760億円とした。

会見した畑中好彦最高財務責任者(CFO)は、サンド社が8月に 投入した「プログラフ」の後発薬について「米の景気後退の影響から下 期は後発薬が想定よりも早く浸透し後発薬のシェアは40%まで高まる 可能性がある」と述べた。

クレディ・スイス証券の酒井文義シニアアナリストは、「プログラ フの価格を下げるかインセンティブを払うなどして、後発薬の浸透を食 い止められるのかどうかに注目している」と話した。

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