米AIG:7-9月期は営業黒字確保か、資産評価向上で-6日発表

米政府の救済を受けた保険大手 アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)が6日の取引 開始前に発表する2009年7-9月(第3四半期)決算は、営業損益 が黒字を確保する見込み。社債と住宅ローン担保証券(MBS)の評 価額の大幅な増加が寄与する。

ブルームバーグがアナリスト3人を対象にまとめた予想平均に よると、1株当たりの営業損益は2.39ドルの黒字の見通し。前年同 期はデリバティブ(金融派生商品)の損失が響き、株式統合調整後ベ ースで同68.40ドルの赤字だった。

メリルリンチによると、7-9月期の米投資適格級債のリター ンは、1982年以来の高水準だった4-6月期の11%に続き、8.3% を確保した。住宅ローン証券の一部は3月の安値から価格が倍増して いる。AIGの債券ポートフォリオは、6月末時点で社債と住宅ロー ン証券がほぼ6割を占めている。

サリエント・パートナーズの最高投資責任者(CIO)ハー グ・シャーマン氏は、AIGは「資産の時価評価が強い追い風となり、 利益が拡大する」と指摘。その上で「これは市場環境の変化を反映し たものであり、持続的な回復ではない」との見方を示した。

AIGの株価は、債券相場の大幅な上昇を支えに過去8カ月で 4倍になった。4-6月(第2四半期)の純利益は18億2000万ド ル。投資損失の減少や一部デリバティブの評価額回復が貢献し、 2007年以来初めての黒字だった。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE