向こう6カ月で金は1350ドル、原油は100ドル突破へ-投資家カン氏

「群集心理」が商品投資ブームに火 を付け、金相場は向こう6カ月で1オンス=1350ドル、原油相場は 1バレル=100ドルを上回る-。こんな見通しをエマージング・グロ ーバル・アドバイザーズのリチャード・カン最高投資責任者(CIO) が示した。

カン氏は電子メールで3日送付したリポートで、「特に先進国の投 資家の多くは金や金属、エネルギー、農産物にわたる商品の保有比率 が低い」と説明した上で、「投資家はこの比率をポートオフォリオ全体 の5%から10%の間に引き上げる公算が大きい」と指摘した。

通貨の下落やインフレ懸念に備えて投資家が資産価値保全に動く 中、金相場は今年に入り24%上昇し、米国株や米国債をアウトパフォ ームしている。世界のブルームバーグ端末ユーザーを対象とした調査 では、2010年は株式に代わり商品が最も投資妙味がある投資対象と みられている。

カン氏によれば、年金基金やヘッジファンド、その他の大手機関 投資家は、投資収益の増大とリスク低減の双方を求めて新興市場や商 品市場への依存をますます強める見通し。

同氏は「投資家は伝統的な債券や株式保有では価値が限られ、現 金は何の利益も生まないということに気付いている」と述べた上で、 「商品、特に金は現金の代わりとして認識されるだろう。単に現金を 金に置き換えるということだ」と語った。

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