VCKWH株が2カ月ぶり上昇率、音楽売却・デジカメ買収報道受け

JVC・ケンウッド・ホールディ ングス株が一時前日比11%高の50 円と、9月8日に付けた33%以来、 2カ月ぶりの上昇率を記録。4日に読売新聞が、音楽事業の一部売却と デジタルカメラなどを手掛けるペンタックス買収を検討していると報道。 特にペンタックス案件については取引終了後に市場で伝わっており、株 価が低水準で個人投資家なども手掛けやすい中、大きく反応した。

4日付の読売新聞朝刊は、不採算の音楽事業を手掛けるビクター・ エンタテインメントをゲーム大手のコナミなどに売却する交渉を行って おり、月内にも妥結の方向と報道。同紙は4日夕刊では、JVCケンウ ッドがデジタルビデオカメラ事業強化に向けてHOYA傘下にあるペン タックス買収を検討中とも報じた。

同社は、音楽事業売却については「エンタテンメント事業に関して さまざまな検討をしているが、報道されたような事実はない」とコメン ト。ペンタックス買収に関しては、同日夕に「報道されたような事実は ない」とのコメントを発表した。比較すれば、音楽事業売却の方が否定 度は薄い。

ただ、バークレイズ・キャピタル証券の藤森裕司アナリストは、V CKWHの別の有力レコード会社であるテイチクエンタテインメントの 売却検討が伝えられていない点に言及。ビクター・エンタだけ売却した としても「戦略の一貫性に欠ける」と指摘、業績に貢献するか読みにく いと述べている。

VCKWHの決算資料によると、音楽が大半を占めるエンタテイン メント事業の7-9月期売上高は119億円で、営業損益は3億円の赤 字だった。また、HOYAは2007年にペンタックスの株式91%を買 い取った際、945億円を投じていた。

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