峰崎氏:たばこ税率の引き上げは税調で取り上げるべき課題

峰崎直樹財務副大臣は5日午前の 定例会見で、たばこ税率の引き上げ問題について「健康に対する被害 が非常に大きな問題になってきている」と述べ、「政府税制調査会で取 り上げるべき1つの大きな課題」との認識を示した。

一方で、峰崎副大臣は「大衆増税との批判もある」と指摘。たば こ増税に伴う需要の落ち込みから税収減になるとの見方もあることか ら、「税収を無視して議論することはできない。税収が減った場合に財 源をどこに求めるのかという問題をよく理解しなければならない」と 指摘。「結果的に赤字国債をどんどん広げていくようなことになっては いけない」と述べ、慎重に議論する必要性を強調した。

民主党のマニフェスト(政権公約)に盛り込まれた中小企業の法 人税の軽減税率の引き下げ(18%から11%に)については、「マニフ ェストでは財源確保を明記している。法人税率を下げる以上は、当然、 中小企業財源の中から捻出(ねんしゅつ)していただくことが筋だ」 と 述べ、税収減を補てんする財源の確保が前提との考えを示した。

来年度からのガソリン税などの暫定税率廃止についても触れ、 「直ちに全部できるかどうかだ。全廃を軸に税調の議論は進めていく が、どのような時間軸で実施するのか、燃料と車体を分けるなど、い ろいろな問題が出てくる」と指摘、暫定税率が設定されている自動車 関係4税のうち燃料にかかるガソリン税、軽油引取税と、自動車取得 税、自動車重量税を分けて段階的に廃止する可能性を示唆した。

また、峰崎副大臣は「環境に良い数値のものは減税し、悪い数値 のものは少し税を重くする。グットとバッドを使い分けることが税制 改正の基本的考え方だ」と強調。その上で、「燃費の悪い車はどうする か、非常に問題になってくる」と述べ、燃費や排ガスの基準値を満た していない車を対象とした増税を検討する方針を明らかにした。

これほどひどいと思わなかった-法人税収

また、今年度上半期(4-9月)の法人税収が還付超過により初 めて1.3兆円の赤字になったことを受け、「これほどまでひどいとは思 っていなかった。法人税収の落ち込みは相当厳しい」と述べた上で、 「来年度の予算編成と税制改正に対する非常に厳しい対応が迫られて いると自覚しながら進めていきたい」と語った。

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