堀場製株急反発、半導体システム好転で業績予想を増額-他部門も堅調

分析機器メーカーの堀場製作所株 が一時、前日比9.4%高の2185円と急反発。半導体システム機器の需 要が足元で急回復しており、今期業績予想を増額修正した。ほかの部門 も会社計画線で推移、収益改善を期待した買いが膨らみ5月11日 (16%高)以来、約半年ぶりの上昇率を記録した。

堀場製が4日の取引終了後に公表した新しい業績予想によると、今 期(2009年12月期)の連結営業利益は前期比74%減の28億円になる 見通し。従来予想の20億円から8億円(40%)の上積み。自動車メー カーの設備投資や研究開発投資は依然低調ながら、半導体製造装置メー カーを中心に同社製品を買い求める動きが活発化、利益が想定を上回る。

同社IR担当の上杉英太氏は、「1-6月期に12億円の営業赤字 に陥っていた半導体システム事業は、7-9月期に3億円強の営業黒字 に転換した。受注が急展開を見せており、半導体製造装置用のマスフロ ーコントローラー(製造装置内に送るガスの流量を制御する装置)の回 復が目覚しい」と話している。

いちよし経済研究所の渡辺基久アナリストは、この日の株価動向に ついて「業績予想の上方修正が素直に好感されたようだ」と指摘、短期 的には株価が強含むとみる。ただ、「世界経済の動向如何で半導体シス テム機器部門の収益は左右されるため、上昇一巡後は会社側の来期 (2010年12月期)業績計画を見極めようと様子見になるのではない か」と予想した。

9カ月累計(1-9月)決算の連結営業利益は前年同期比74%減 の21億円だった。部門別の営業利益は、自動車計測システム機器が同 79%減の11億円、分析システム機器が同44%減の7億5100万円、医 用システム機器が同2.9倍の13億円、半導体システム機器が9億 2900万円の損失。上杉氏によると、「分析システムや医用システムは ほぼ計画線での推移となっている」という。

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