ECBのトリシェ総裁:ユーロ圏経済の改善、データが示唆している

欧州中央銀行(ECB)のトリ シェ総裁は5日、政策決定後の記者会見で、データはユーロ圏経済の 改善を示唆していると発言した。

同総裁は「最新の情報は引き続き、経済活動が7-12月(下期) に改善していることを示唆している。政策委員会は、このような見通 しに対するリスクはほぼ均衡していると考えている」と述べた。

ECBはこの日、主政策金利である短期買いオペ(売り戻し条件 付き債券買いオペ=レポ)の最低応札金利を過去最低の1%で据え置 いた。

トリシェ総裁は、現行の金利水準は適正との見解をあらためて表 明。また、この日の決定は「全会一致だった」と述べた。

同総裁は景気について、「私個人としては成長見通しに対し、依 然として慎重だ」とし、「今後には恐らく起伏があるだろう」と述べ た。インフレについては「今後数カ月の間にプラス圏に戻るだろう」 とし、「政策にとって意味のある期間において、プラスを維持すると 予想する」と語った。

緊急に導入した市中銀行への長期資金供給の措置については、 「現段階では、長期オペをECBが長期にわたって続けることを市場 は予想していないとのみ言っておく。現在の市場の感触を否定するよ うな発言もしない」と述べた。

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