【個別銘柄】三洋電、紙パ、空運、日テレ、住友不、国際帝石、武富士

材料銘柄の終値は以下の通り。

三洋電機(6764):前日比20%安の172円と、東証1部の下落率 2位で取引終了。一時27%安の158円と4月21日以来、およそ半年ぶ りの安値水準まで売られた。パナソニック(6752)による株式公開買い 付け(TOB)が5日から開始。TOB価格は131円と4日終値(216 円)よりも39%低いため、これにさや寄せする動きとなった。

紙パ:王子製紙(3861)は3.2%安の390円、日本製紙グループ本 社(3893)は2.7%安の2365円など軒並み下落。原油在庫統計の減少 を受けて4日のニューヨーク商業取引所の原油先物は1%高の1バレル =80ドル台を回復して終了。エネルギー価格の高止まりが設備稼働コ ストの負担につながるとの見方が広がり、東証1部パルプ・紙指数は 33業種中、下落率1位。

空運株:全日本空輸(9202)は1.2%安の239円、日本航空(9205) は1.8%安の111円など安い。原油高に伴う燃料価格の上昇が懸念され るうえ、年末年始の海外予約商戦の出足が鈍いとの指摘がある。近畿日 本ツーリストの12月24日から1月5日出発便の予約人数(10月29日 時点)は前年同期比8%減と低迷。

日本テレビ放送網(9404):3.4%高の1万2340円。同社は5日正 午に今期(10年3月期)連結業績予想の上方修正を発表した。純利益 は前期比2倍の113億円(従来予想78億円)になる見通し。費用削減 効果が表れたためとしている。

住友不動産(8830):2.2%安の1682円。同社がこの日午後2時半 に開示した10年3月期の第2四半期累計(4-9月)連結純利益は前 年同期比43%増の329億円となった。事前計画の270億円を上回った ため、下げ幅を縮小した。

フジ・メディア・ホールディングス(4676):3.3%安の12万 9100円。放送事業でテレビ広告収入が低迷していることを理由に、10 年3月期の業績予想を下方修正すると4日に発表。期末配当を未定にし たこともあり、買いが手控えられた。

国際石油開発帝石(1605):5.3%高の79万6000円。原油価格が当初 予想を上回る見通しとなり、10年3月期の連結純利益予想を860億円 (従来予想560億円)に上方修正した。また、インドネシアのマセラ鉱 区権益の10%を現地企業に譲渡する契約に調印した。東証1部鉱業指 数は4.3%高で、33業種の上昇率1位。

武富士(8564):19%高の488円と急騰。同社はこの日の午後2時 半、4-9月期の連結純利益が前年同期比3.4倍の170億円になったと 発表。これを受けて一段高となった。シティグループ証券が業界判断を 「弱気」から「中立」へ引き上げたことも支援材料となり、アコム (8572)が7.6%高の1596円など消費者金融株全般が高い。東証1部 その他金融指数は4.0%高で、33業種中上昇率2位。

堀場製作所(6856):11%高の2220円。半導体システム機器の需要 が足元で急回復、2009年12月期業績予想を増額修正した。ほかの部門 も会社計画線で推移しており、収益改善を期待した買いで5月11日 (16%高)以来、約半年ぶりの上昇率を記録した。

理想科学工業(6413):9.7%安の936円。国内外でデジタル印刷機の 販売が低迷、厚生年金基金脱退に伴う特別損失の発生などを理由に、10 年3月期の業績予想を下方修正すると4日に発表。連結純損失は従来計 画の92億円から102億円と、赤字幅が広がる見通し。

愛知機械工業(7263):6.9%高294円。同社は4日、売上高の増加や 合理化推進などを理由に、10年3月期の業績予想を上方修正すると発 表。連結純利益は前期比2倍の30億円と、従来計画から19億円増額。

低位建設株:大末建設(1814)が5.3%高の40円、高田機工 (5923)が1.6%高の189円など、株価の低い建設や土木関連株が買わ れた。各社が前日発表した第2四半期(4-9月)業績速報は、コスト 削減の進展などで損益が改善し、これを評価した買いが先行した。

フジシールインターナショナル(7864):5.8%高の1940円。工場 の統廃合などで製造コストや経費を圧縮、4日公表の上期(4-9月) 決算は事前の会社計画を上回った。海外事業も好調で10年3月期は最 高益更新を見込み、投資家の買いが優勢となった。

加藤製作所(6390):5.3%安の161円と3日続落。クレーンの買 い替え需要が低迷し、10年3月期の最終損益は従来の増益予想から一 転して赤字に転落する見通しとなった。配当予想も引き下げており、業 績不振を受けて売りが増加した。

能美防災(6744):4.8%安の609円。民間設備投資の減少傾向を 受け、火災報知設備や消化設備の売り上げが低迷、上期(4-9月)の 連結営業利益は前年同期比68%減の9億1500万円にとどまった。前期 比34%減の37億円とする通期計画は据え置き、上期の進ちょく率は 25%。

ゼンショー(7550):3.2%高の654円。コストコントロールが奏効、 4-9月期の連結純利益は前年同期比8.2%増の28億円と、一転増益 を確保したもよう。従来計画は5億3000万円。子会社の吸収合併によ り、税効果会計を適用したことも寄与した。

オリックス(8591):3.7%高の6520円。4-9月期の連結純利益 (米国会計基準)は前年同期比で大幅な減益だったものの、通期計画に 対する進ちょく率が67%と高く、業績改善期待が優勢だった。野村証 券は、投資判断を「2(中立)」から「1(買い)」に引き上げ。

JVC・ケンウッド・ホールディングス(6632):2.2%高の46円。 一時11%高と、9月8日に付けた33%以来、2カ月ぶりの上昇率を記 録した。4日に読売新聞が、音楽事業の一部売却とデジタルカメラなど を手掛けるペンタックス買収を検討していると報道。特にペンタックス 案件については取引終了後に伝わったため、株価が低水準で個人投資家 などが手掛けやすい中、大きく反応した。

ラオックス(8202):50円(28%)安の130円とストップ安(値 幅制限いっぱいの下げ)。資本金を47億5000万円減らし、20億円と する方針を決めたと4日に発表。12月15日に開く株主総会に議案を提 出する。

SJI(2315):4000円(12%)高の3万7000円とストップ高(値 幅制限いっぱいの上昇)。中国IT企業の聯想ホールディングスと資 本・業務提携で合意した。36億円の第三者割当増資と23億円の新株予 約権発行を実施し、聯想傘下のデジタル・チャイナなどに割り当てる。

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