米国債:続落、FOMCの景気認識を嫌気-来週に入札

米国債相場は3日続落。米連邦公 開市場委員会(FOMC)の声明が「経済活動の改善が続いている」 と指摘したことや、来週実施の四半期入札規模が810億ドルと発表さ れたことで売りが続いた。

FOMCはフェデラルファンド(FF)金利誘導目標を0%から

0.25%のレンジで据え置き、「長期にわたって」異例な低金利を続け る可能性が高いとの見解を示したものの、10年債利回りは上昇した。 2年債と10年債の利回り格差は拡大し、7月27日以来で最大の 264ベーシスポイント(bp、1bp=0.01ポイント)となった。

米証券会社ジェフリーズの債券金利部門共同責任者、クリストフ ァー・ベリー氏は、「FOMCが景気判断の修正を先送りすれば、利 上げのタイミングもその分遠くなる」と語る。「市場ではFOMCが 利上げで出遅れ、後手に回るため、インフレを誘発すると懸念されて いる」と述べた。

BGキャンター・マーケット・データによると、ニューヨーク時 間午後3時8分現在、10年債利回りは前日比8bp上昇の3.55%。

政策金利の変更に最も敏感な2年債利回りは2bp下げて

0.90%。30年債利回りは9bp上昇の4.42%。

FRBは10月に3000億ドル規模の国債購入計画を完了した。 この日の声明は来年1-3月(第1四半期)末までに、政府機関が発 行する住宅ローン担保証券(MBS)を合計1兆2500億ドル、「機 関債を約1750億ドル」購入する方針を明らかにした。

さらに「政府機関債の購入規模は先に発表した最大2000億ドル を下回るが、最近の購入履歴と一致したものであり、政府機関債の供 給が限定されている事情を反映させた」とした。

クレディ・スイス・グループの金利ストラテジスト、アレック ス・リー氏は「声明はハト派的な内容だ。これが投資家の長期金利上 昇懸念を高めている。政策金利を低水準で維持すると、長期的なイン フレ期待が上昇する可能性がある」と述べた。

通常の10年債と同年限のインフレ連動国債(TIPS)の利回 り差は2.13ポイントに拡大。6月10日に付けた過去1年の最大に 並んだ。

国債発行

メリルリンチの米国債マスター指数によると、米国債の年初から の投資収益率はマイナス2.8%。景気回復の兆しと国債発行の増大が 背景にある。

財務省は来週の国債入札の規模について、3年債が400億ドル、 10年債は250億ドル、30年債は160億ドルと発表した。ブルーム バーグのデータによると、いずれの年限の国債発行額も過去最高。入 札規模はプライマリーディーラー(米政府証券公認ディーラー)6社 の予想平均に一致した。

財務省は2日、今年10-12月の(第4四半期)の所要借入額 見通しを8月時点の予測から43%引き下げ、2760億ドルと発表した。 「FRB向け補完融資制度(SFP)の圧縮が影響した」と説明した。 2010年1-3月は4780億ドルになるとみている。

原題: Treasuries Drop a Third Day as Fed Says

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