欧州債:独10年債中心に下落、各国中銀の政策決定控え株価が上昇

欧州債市場ではドイツ10年債相 場が3日続落。金融当局が政策金利を過去最低に維持するなか、一部 銀行がリセッション(景気後退)による難局を乗り切っているとの見 方が広がり、世界的に株式相場が上昇したことが背景。

独10年債利回りは4日ぶりの高水準となった。MSCI世界指 数は上昇。フランスの銀行、ソシエテ・ジェネラルが発表した2009 年7-9月(第3四半期)決算は、純利益が前年同期の2倍強に増え、 アナリストの予想平均も上回った。米連邦準備制度理事会(FRB) は政策金利を「長期にわたり」ゼロ付近に維持すると改めて表明する 見通しだ。ブルームバーグの調査によると、欧州中央銀行(ECB) も5日の政策決定会合で政策金利を据え置くと見込まれている。

カリヨンの債券ストラテジスト、オーランド・グリーン氏(ロン ドン在勤)は「株価が国債相場下落の要因になっている。リスク志向 に基づいた取引だ」と指摘。「相場はまた、中央銀行当局による出口 戦略についての発言に変化がないか見極めたいのだ」と述べた。

ロンドン時間午後5時14分現在、独10年債利回りは前日比6 ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の3.32%。これは 10月29日以来の高水準。同国債(表面利率3.5%、2019年7月償 還)価格は0.46ポイント下げて101.46。同2年債利回りは2bp上 昇の1.30%。

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