ルービニ教授:資産価格の上昇「あまりに幅が大きく時期も早過ぎ」

米ニューヨーク大学スターン経営 大学院のヌリエル・ルービニ教授は4日、資産価格があまりにも速い ペースで上昇しているとの認識を示した。

ニューヨークで行われた商品関連の会議に出席した同教授は、「資 産価格の上昇は、あまりにも幅が大きい上に時期も早過ぎ、またペー スもあまりに速いと考えている」と述べた。

今年に入りS&P GSCI商品指数は48%高。また原油が80%、 金は22%それぞれ上昇している。

ルービニ教授は「もっぱら需要と供給の法則に基づいて考えた場 合、原油のバレル当たり30ドルから80ドル超への上昇を正当化する のは非常に難しい」と指摘。価格は「幾分バブル状態だ」と語った。

また原油取引における取引額の限度設定については、「価格のボ ラティリティ(変動性)低下に役立つのであれば、有益だ。原油価格 の変動は世界経済に破壊的な影響を及ぼしてきた」と述べた。

著名投資家のジム・ロジャーズ氏は向こう10年で金価格が現在 の2倍となり、少なくとも1オンス=2000ドルに上昇すると予想し ているが、ルービニ教授は2000ドルへの上昇は「全くナンセンス」 だと言明。金価格をそうした高水準に押し上げるようなインフレの状 態にはないし、不況寸前の状況でもないと述べた。

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