米モルガンS:アジアでヘッジファンドの顧客獲得、東京でも人員採用

米金融大手のモルガン・スタン レーは、ヘッジファンド向けに決済や証券貸し出し、融資などのサー ビスを手掛けるプライムブローカー業務で30件余りの新規契約を得 た。同社はアジア太平洋地域で第2のプライムブローカー。

モルガン・スタンレーのプライムブローカー部門の香港在勤マネ ジングディレクター、リチャード・ウェブ氏によると、新規契約の約 3分の1は新興のファンド会社で、残りは既存の運用会社の新ファン ドだという。

ウェブ氏は3日のインタビューで、「注目されている新興会社や 既存運用会社の新ファンドに的を絞っている」と語った。「1-3月 (第1四半期)にはほとんどファンド新設がなかったが、その後に動 きは大いに活発化した」という。

ヘッジファンド業界は08年の運用損失や運用資産減少を経て、 回復しつつある。シンガポールの調査会社ユーリカヘッジによると、 今年9月には業界資産が340億ドル増えた。増加は5カ月連続。

モルガン・スタンレーはアジア太平洋地域のプライムブローカー 事業で198ファンドの顧客を持ち、顧客資産が域内のヘッジファン ド資産に占める割合でゴールドマン・サックス・グループに次ぎ2位。

ウェブ氏によると、モルガン・スタンレーが接触している新ファ ンドの大半は香港を拠点とし、中国に特化したファンドを立ち上げる 運用会社が増えているという。

また、プライムブローカー部門のセールス・キャピタルイントロ ダクション業務で、10-12月(第4四半期)に香港、東京、シドニ ーで4人の上席職員を採用する予定だと同氏は述べた。キャピタルイ ントロダクションは投資資金を募っているファンドと投資家を引き合 わせるサービス。ウェブ氏によると、来週はシドニーと東京で1人ず つが入社する。

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