三菱ケミ:通期純損益をゼロに上方修正-上期の需給改善で

国内化学最大手の三菱ケミカルホ ールディングスは4日、2010年3月期(通期)の連結純損益予想をゼ ロに上方修正すると発表した。従来予想は90 億円の赤字。上期に基礎 化学品の需給改善による利幅の拡大や関係会社の連結子会社化による特 別利益が発生したことが主因。

10年3月期の第2四半期累計(4-9月期)連結純損益は26 億円 の赤字。前年同期は235億円の黒字だが、期初予想(250億円の赤字) に比べると大幅な赤字改善になった。

主力の化学品分野で利幅が広がり、予想営業赤字額が90億円から 23億円に縮小した。特別損益では太陽日酸の連結子会社化に伴う「負 ののれん発生益」136億円などが赤字縮小に貢献した。売上高は前年同 期比28%減の1兆1458億円。

ただ、通期の業績については慎重な姿勢。上期の予想に比べた損益 面の改善で純利益は赤字予想からゼロに修正したが、売上高、営業利益 は下方修正した。会見した吉村章太郎常務は、もう一つの主力である合 成樹脂の需要は「思ったほどには戻らない」として、同部門の営業赤字 が期初予想より拡大すると予想している。

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