ポンドはユーロと等価に下落へ、ドルや円に代わる調達通貨に-LGT

LGTグループによると、イング ランド銀行(英中央銀行)による債券購入規模の増額を背景に、英ポ ンドは米ドルや円に代わる世界最大の資金調達通貨となり、ユーロと 等価に下落する可能性がある。

英経済は2009年7-9月(第3四半期)に6四半期連続のマイナ ス成長となり、1955年の統計開始以降で最長の経済収縮となっている。 ブルームバーグ・ニュースが実施した調査の予想中央値によれば、英 中銀は今月5日の金融政策委員会(MPC)で債券購入プログラムの 規模を2250億ポンド(約33兆4000億円)と、現行の1750億ポンド から拡大する見通しだ。

リヒテンシュタイン王室所有の銀行、LGTのシンガポール在勤 ストラテジスト、サイモン・グロースホッジ氏は「ポンドは米ドルや 円から主要な資金調達通貨の座を奪う可能性がある」と述べ、「一部の 中銀は既に景気刺激策を解除し金融引き締めに着手する段階に達して いるが、英中銀はまだ金融緩和を続ける唯一の中銀として突出してい る」と指摘した。

ポンドは日本時間午後零時45分現在、1ユーロ=0.8974ポンド と、前日の0.8958ポンドから0.2%下落。米ドルに対しては0.2%安 の1ポンド=1.6409ドル。

英政府債務が拡大し英金融業界の不振が続くなかで、ポンドは今 後半年から1年でユーロと等価に下落する可能性が高い。英政府が3 日、ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド・グループ(RBS) とロイズ・バンキング・グループへの総額313億ポンドに上る2回目 の支援を発表したのを受け、ポンドは下落した。

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