「ブラック・スワン」著者:大き過ぎる企業に「創造的破たん」認めよ

信用危機直前の2007年に出版さ れベストセラーとなった「ブラック・スワン」の著者、ナシーム・タ レブ氏は3日、大規模かつ複雑になり過ぎた上、過剰な債務に苦しむ 企業の「創造的破たん」を許すべきだとの考えを示した。

タレブ氏は、大き過ぎてつぶせない企業を政府が救済すれば、役 に立たない行動に報酬を与えるばかりか、赤字を拡大させるとして、 救済すべきでないと主張。監督当局者が金融システムに関与する場合、 最大手をかばおうとする傾向があると述べた。

同氏はアスペン研究所がニューヨーク公立図書館で開催したフォ ーラムで、「地上に象よりも大きい動物がいないのはなぜだろうか」 と問い掛けた後、「母なる自然は、それが大き過ぎてつぶせないとい うことを知っているからだ」と説明。「企業は大きくなり過ぎると脆 弱(ぜいじゃく)になる。複雑さと脆弱さが増し、ある時点で破裂す る」と語った。

さらに、「企業が政府によって救済されるのではなく、債務削減 のために破たんすれば、過剰なリスクテークの動機付けが減る」と述 べ、「債務をなくすことはできない。政府に移せばそこにとどまり、 問題になる」と指摘した。

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