英バークレイズのダイアモンド社長、投資銀と商業銀のトップ兼任へ

英銀2位のバークレイズは3日、 リテール・コマーシャル・バンキング部門責任者だったフリッツ・シ ーガース氏(51)の退社を受け、ロバート・ダイアモンド社長に商 業銀行部門を統括させる人事を発表した。

バークレイズの発表資料によると、ダイアモンド社長(58)は 投資銀行部門とウェルス・マネジメント部門の監督を継続しながら、 商業銀行部門を統括する。バークレイカード部門のアントニー・ジェ ンキンス最高経営責任者(CEO)は英国と欧州、新興市場のリテー ル・バンキング(小口金融)部門を指揮する。ダイアモンド社長とジ ェンキンス氏はジョン・バーリーCEOの直属の部下となる。

ダイアモンド社長率いる投資銀行部門は昨年、米リーマン・ブラ ザーズ・ホールディングスの北米部門を買収し、バークレイズの2009 年1-6月(上期)利益に3割強寄与しており、同行は投資銀行業務 への依存度が高まっている。

ロンドンの人材紹介会社ケネディ・アソシエーツのジェーソン・ ケネディ氏は今回の人事について「ダイアモンド社長の過去2年間の 実績に対する報奨かもしれない」と述べ、「ダイアモンド社長はバー クレイズで出世し続け、同行で職歴を終えるだろう」と予想した。

MFグローバル・セキュリティーズのアナリスト、サイモン・モ ーガン氏は06年に米シティグループからバークレイズ入りしたシー ガース氏について、「バークレイズでは二線級のプレーヤーだった。 彼自身もそれを認識し、不満に感じていたと思う」と述べた。

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