フォスタ電株が高値更新、韓国子会社寄与で業績増額-長期成長期待も

スピーカーやヘッドホンなど音響 機器製品が主力のフォスター電機株が年初来高値を更新。3月に子会社 化した韓国企業が連結収益に貢献、今期(2010年3月期)業績予想を 大幅に上方修正した。純利益ベースでは2期ぶりの最高益となるほか、 長期的に安定成長が可能との声も聞かれ、投資家の買いが膨らんだ。

この日は買い気配で取引を開始、午前9時20分すぎに2日終値に 対し8.6%高の2535円で12万2000株の売買が成立した。その後 2570円まで上げ幅を拡大し、10月26日に付けた年初来高値(2510 円)を上抜けた。

同社が2日に発表した新しい通期の業績予想によると、連結純利 益は前期比2.6倍の44億円と、前回予想を26億円(144%)上回る。 液晶テレビや自動車用のスピーカーを手掛ける韓国子会社が韓国のメー カーとの取引を拡大、売上高が前回予想を4%上回る830億円に膨ら むことが寄与する。また、年間配当は40円にする計画で、前期から10 円の増配となる。

同社株式・法務部長の杉原茂氏によると、調達先部材メーカーの集 約化を進めている過程にあり、「今期中に従来の600社から300社に 絞り込み、資材費や調達費を削減する」方針という。

東海東京調査センターの広瀬治シニアアナリストは、「モバイル機 器の高度化が進む中、同社は付加価値の高い製品群でその流れについて いくと思われる。労務費の安いベトナムに生産をシフトするなどコスト パフォーマンスの良さもアピールできるため、長期投資家からみれば保 有すべき銘柄になろう」と指摘した。

一方、みずほ証券は2日付で同社株の今後12カ月間の目標株価を 4400円から4700円に引き上げた。投資判断は「アウトパフォーム」 で継続している。

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