日製鋼株反発、原子炉部材の受注好調-野村証「買い」(Update1)

原子力発電プラント用部材に強み を持つ日本製鋼所の株価が急反発。原子炉関連部材の需要が伸びている うえ、固定費圧縮も進展、今期(2010年3月期)は一転して最終増益 を確保する見通しとなった。野村証券が2日付で投資判断を「中立」か ら「買い」に上げたこともあり、投資家の買いが膨らんだ。

この日は買い気配で取引を開始、午前9時20分ごろ前営業日比

7.2%高の1068円で74万3000株の売買が成立した。その後も買い注 文が優勢で一時は8.4%高の1080円まで上げ幅を拡大、日中の上昇率 としては9月7日(8.5%高)以来、約2カ月ぶりの大きさを示した。

日製鋼が2日の取引終了後に公表した修正業績予想によると、今期 連結純利益は165億円になる見通し。前回予想の3.3%減益から一転、

2.9%増益となる。稼働率の高い鉄鋼事業に人員をシフトするなどして 経営効率を高めたほか、固定費の圧縮などで収益性が改善しており、営 業利益率は14.6%と、前回の計画より1.7ポイント向上する見込み。

野村証券は2日付で、目標株価も従来の1250円から1320円に引 き上げた。担当アナリストの岡嵜茂樹氏は投資家向けリポートで、「石 油・天然ガス関連製品の受注伸び悩みがリスクだとみてきたが、原油価 格の反転やプラント企業からの受注増で、11年3月期にかけて業績が 拡大に転じる確度が高まってきた」と指摘、投資魅力が高まったとして 投資判断を引き上げたという。

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