EU新条約:チェコ大統領が批准文書に署名-8年間の議論に終止符

欧州連合(EU)は、8年に及 んだ域内の意思決定システム改革をめぐる議論に終止符を打った。 チェコのクラウス大統領は3日、世界的な影響力強化に向けEUに 不可欠な新基本条約「リスボン条約」の批准文書に署名した。

クラウス大統領の署名によりリスボン条約発効へ最後の障害は 取り除かれ、今後の焦点はEU加盟27カ国の新大統領および外相 に相当する外務・安全保障上級代表の人選に向かう。

輪番制のEU議長国を現在務めるスウェーデンのラインフェル ト首相は発表文書で、常任となる初代大統領を選出する首脳会議は 「できる限り早期に」開催すると表明した。

EU大統領(任期2年半、再選可能)の権限は具体化作業が残 されており、大統領を選ぶEU首脳が世界的に知名度の高いブレア 前英首相(56)か、知名度で劣る調整型の人物を望むのかどうかに 議論は集中している。

ブレア氏は先週、オーストリアのファイマン首相やスペインの サパテロ首相らEUの中道左派の支持を取り付けることができなか った。2003年のイラク開戦でブッシュ前米大統領を支持したこと が一因となっている。

初代大統領候補として名前が挙がっている中では、ルクセンブ ルクのユンケル首相(54)がただ1人、公にポストへの関心を示し ている。欧州メディアはその他の候補として、オランダのバルケネ ンデ首相(53)やベルギーのファンロンパイ首相(62)を挙げてい る。

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