【個別銘柄】非鉄、橋梁、日製鋼、Fリテイリ、半導体、ノンバンク

東京株式相場でのきょうの材料銘 柄の終値は以下の通り。

非鉄株:古河電気工業(5801)が前営業日比7.7%高の364円、フ ジクラ(5803)は5.3%高の454円など、好業績が相次いだ非鉄株が高 い。古河電工はエレクトロニクスや自動車関連製品の需要が回復し、4 -9月期の連結最終損益予想を上方修正。フジクラは10年3月期の連 結純損益予想を上方修正した。シティグループ証券ではフジクラについ て、「コンセンサスを大幅に上回る」とし、投資判断の買いを強調。東 証1部非鉄金属指数は業種別上昇率で1位となった。

金関連株:住友金属鉱山(5713)が2.6%高の1476円、貴金属リ サイクルの松田産業(7456)が3.2%高の1563円と急伸。3日のニュ ーヨーク金先物相場は前日比2.9%高の1オンス=1084.90ドルと最高 値で終了。インド準備銀行(中央銀行)が国際通貨基金(IMF)から 金200トンを購入、公的機関による金の購入がさらに増えるとの見方が 広がり、金価格の先高期待が関連企業の収益上乗せ観測につながった。

橋梁関連:日本橋梁(5912)が29%高の223円ストップ高(制限 値幅いっぱいの上昇)で東証1部値上がり率1位となったほか、ハルテ ック(5916)やサクラダ(5917)、宮地エンジニアリンググループ (3431)も上位。4日付の朝日新聞朝刊によると、コンクリートの劣化 や腐食が想定外に進み、崩落寸前の状態に陥った道路橋が全国で121基 あることが国土交通省の調査で判明、橋梁需要の回復を見込む買いが膨 らんだ。連想から住友大阪セメント(5232)などセメント株も上昇。

日本製鋼所(5631):10%(100円)高の1096円ストップ高。原 子力発電プラント用部材などが引き続き堅調に推移するほか、固定費の 圧縮などで収益性が改善、10年3月期の連結純利益は165億円になる 見通し。前回予想の3.3%減益から、一転2.9%の増益となる。野村証 券では11年3月期にかけて業績が拡大に転じる確度が高まってきたと 指摘、投資判断を「2(中立)」から「1(買い)」へ引き上げた。

ファーストリテイリング(9983):4.4%高の1万5790円。10月 の国内ユニクロ事業の既存店売上高は前年同月比35.7%増だった。例 年より気温が低く推移し、冬物商品が好調。これを受け、野村証券では 「中長期的には世界の衣料専門店の主要銘柄となる可能性が視野に入っ てきた」と評価、目標株価を1万5200円から1万9500円へ引き上げる など、アナリストから目標株価の引き上げが相次いだ。

半導体関連株:東京エレクトロン(8035)が5.1%安の4850円、 ディスコ(6146)も急落。前日の米国市場でモルガン・スタンレーが半 導体、半導体製造装置の業界判断を引き下げ、インテルやノベラス・シ ステムズ、KLAテンコアなどが売り込まれた影響を受けた。

ノンバンク株:アイフル(8515)が12%安の137円、丸井グルー プ(8252)、クレディセゾン(8253)などが東証1部値下がり率上位に 並んだ。亀井静香金融相は4日午前の会見で、貸出金利や限度額に上限 を設ける貸金業規制について、来年6月に予定する法律の完全施行は変 更しない考えを示した。規制緩和期待が後退し、午後にかけて売りに押 される銘柄が増加した。

メガネトップ(7541):12%安の1351円と急落。2日発表の10月 の既存店売上高は前年同月比7.6%減と落ち込み、2カ月連続で前年を 下回った。

文化シヤッター(5930):6.7%安の293円。民間設備投資や個人 消費の低迷から売上高が大きく落ち込み、4-9月期の連結最終赤字が 39億3300万円(従来予想は2億5000万円)に拡大したもよう、と2 日に発表した。

パルプ・紙株:王子製紙(3861)が1.8%高の403円、レンゴー (3941)が5.5%高の556円。2銘柄にけん引され、パルプ・紙指数は 業種別上昇率で2位。固定費の削減が順調に進んでいるほか、原燃料価 格が想定内の上昇にとどまっているとし、王子紙は4日午後、10年3 月期の営業利益予想を500億円から630億円へ増額修正した。レンゴー も同じく午後に4-9月期の連結営業利益が前年同期比2.3倍になった と公表。業績期待が高まった。

トヨタ自動車(7203):1.1%高の3610円。4日付の読売新聞朝刊 によると、2009年度の世界生産計画(ダイハツ工業などを除く単独ベ ース)を約700万台に上方修正した。景気持ち直しや各国政府による支 援策で販売が急回復したためで、08年度実績(710万台)とほぼ並ぶ。 生産上振れを受け、業績予想を上方修正する見通しという。

エディオン(2730):7.2%高の794円。政府のエコポイント制度 の影響で薄型テレビなどの販売が好調だったことを理由に、会社側が4 日午前に4-9月期の連結業績予想を90億円へ上方修正した。この発 表に先立つ形で3日付の日本経済新聞朝刊も同様の内容を伝えており、 業績期待の買い朝方から先行した。

塩野義製薬(4507):3.4%高の2010円。4日午後、インフルエン ザ治療薬「ペラミビル」の承認を10月に申請したと発表した。

トーヨーカネツ(6369):業績予想の修正を受けて午後急伸、

8.8%高の160円で終了した。物流システム事業で昨年から事業の抜本 改革に着手し、4-6月期は営業赤字だった同事業が7-9月期には黒 字に転換。これに伴い第2四半期(4-9月)の連結営業利益は従来予 想を79%上回ったもようと発表した。

フォスター電機(6794):7.3%高の2505円。一時は2595円と年 初来高値を更新。諸経費や資材費の削減が進展、韓国子会社の業績も堅 調に推移し、10年3月期の連結営業利益は前期比2.8倍の78億円にな る見通し。前回予想35億円からは43億円(2.2倍)の増額。年間配当 予想は40円と、前回予想から12円引き上げた。

オリックス(8591):3.3%高の6290円。4-9月期連結最終損益 が200億円前後の黒字を確保したようだ、と4日付の日本経済新聞朝刊 が報じた。主力6事業のうち、4事業が黒字だったもようという。

堀場製作所(6856):10%安の1997円。マッコーリー証券では2 日付で、投資判断を新規「アンダーパフォーム」に設定した。

エイチ・アイ・エス(9603):4.3%安の1890円。韓国で新型イン フルエンザの感染が急速に拡大しており、同国保健福祉家族省は3日、 感染の広がりを示す警戒レベルを4段階で最高の「深刻」に引き上げた と、朝日新聞など各紙が報じた。旅行需要への影響が懸念された。

芦森工業(3526):6.5%安の130円。主力の自動車安全部品部門 で需要が低迷、10年3月期の連結最終利益予想を5億円から1億5000 万円へ下方修正した。第2四半期末(9月末)配当はゼロ(従来予想2 円50銭)とし、期末配当予想(従来2円50銭)も未定とした。

メガチップス(6875):5.5%安の1474円。いちよし経済研究所は 2日付で、今来期の営業利益予想を引き下げた。会社側は10月30日、 今期(10年3月期)の連結営業利益予想を下方修正している。

日立建機(6305):4.7%高の2210円。野村証券は3日、投資判断 を「2」から「1」へ上げた。中国・アジアの増収、在庫・費用管理で 大幅増益の確度が高まると評価している。

東レ(3402):2.1%高の523円。情報通信(IT)材料・機器事 業を中心に需要が回復、10年3月期の連結営業利益予想を150億円か ら250億円に67%引き上げた。純損益予想は50億円の赤字から収支均 衡に上方修正。

ポイント(2685):1.7%安の5360円。10月の既存店売上高は前 年同月比6.2%減だった。月前半の気温が高く、秋冬物の販売が低調だ ったが、中旬からは気温が低下し、計画通りの販売だった。

三菱マテリアル(5711):3.8%高の245円。3日付の日経新聞朝 刊によると、10年3月期の連結経常損益は270億円程度の赤字になる 見通し。従来予想は210億円の赤字。セメントの内需不振や自動車メー カー向け超硬工具の需要回復が想定より遅れ、持ち分法投資損益が悪化 した。

コナミ(9766):1.3%高の1663円。JVC・ケンウッド・ホール ディングス(6632)が傘下のビクターエンタテインメントの音楽ソフト 事業を同社に売却する方向で調整していることが明らかになった、と4 日付の読売新聞朝刊が報道した。エンタテインメント事業でさまざまな 検討をしているとの声明を発表したVCKWH株は変わらず。

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