IMF:先進国の財政赤字削減、刺激策の解消だけでは不十分-報告書

国際通貨基金(IMF)は3日公 表した報告書で、インフレ調整後の実質金利の上昇リスクに直面する 先進国が債務を削減するには、財政・金融面での刺激策を解消するだ けでは不十分との見解を示した。

この四半期報告書はIMFの財政局がまとめた。それによると、 IMFは現在、20カ国・地域(G20)の今年と来年の財政赤字が7 月時点の見通しより小さくなると予想しているものの、この見通し修 正は米金融業界支援向けの支出が少なくなることを主に反映してい るという。金融支援を除いたベースでは、社会保障関連の支出が増え る一方で税収が減るため、財政赤字は拡大する見込みとしている。

報告書は「財政見通しの悪化に対する金融市場の反応は、これま でのところ控えめなものとなっているが、それで安心してはならな い」とし、「単に刺激策を期限切れとするだけでは、多くの先進国で 政府債務が膨張への道をたどり続けることになる」と指摘した。

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