欧州債:独2年債が4週ぶり高値圏維持、景気見通し不安で株下落

欧州債市場ではドイツ2年債相 場がほぼ変わらず。同利回りは約4週間ぶりの低水準まで5ベーシス ポイント(bp、1bp=0.01%)未満となっている。株式相場は欧 州地域の景気回復が依然として脆弱(ぜいじゃく)との懸念から下落し た。

独10年債は上昇する場面もあった。欧州連合(EU)の行政執 行機関である欧州委員会が半期経済見通しで、ユーロ圏の失業率は 2011年に入っても上昇し、少なくとも1995年以来で最悪の10.9% に達すると予想したことが背景。同報告では、銀行の損失が2009- 10年に2000億-4000億ユーロ(26兆-53兆円)のレンジになる との見通しを示した。

RIAキャピタル・マーケッツの債券ストラテジスト、ニック・ スタメンコビッチ氏は「景気見通しに対する不安な見方が広がる中、 株式相場の軟調が国債相場の上昇につながっている」と指摘。「欧州委 員会は、失業率は高水準にとどまるとし、インフレは抑制されていると 指摘した。債券相場にとっては好材料だ」と述べた。

ロンドン時間午後5時現在、独2年債利回りは前日比1ベーシス ポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.29%。一時は10月8日 以来の低水準となる1.24%を付ける場面もあった。同国債(表面 利率1.25%、2011年9月償還)価格は0.01ポイント上げ99.93。 10年債利回りは4bp上昇の3.26%。一時は5bp低下した。

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