欧州株(3日):1カ月ぶり安値-2回目の政府救済でRBSに売り

欧州株式相場は下落し、1カ月 ぶり安値を付けた。スイスの銀行、UBSの7-9月(第3四半期) 赤字が予想より悪化したほか、英銀ロイヤル・バンク・オブ・スコッ トランド・グループ(RBS)が2回目の政府救済を受け入れること を明らかにしたことが材料視された。

UBSは、4四半期連続の赤字となったことが嫌気され、ここ2 カ月で最大の下げとなった。RBSも売りを浴びた。英財務省はRB Sに255億ポンドを追加注入すると発表。これにより政府の保有率 は84.4%に高まる。ドイツの高級車メーカー、BMWは6.3%安。 同社の7-9月期利益が落ち込んだことが売りを誘った。

ダウ欧州600指数は前日比1.2%安の234.90と、10月2日以 来の安値で引けた。企業業績や景気の見通しと比較すると、ここ8カ 月の上昇が行き過ぎとの見方から、年初来高値を付けた10月19日 の水準から5.8%下げた。同指数は3月以来の水準からは依然として 49%上げている。

メリルリンチ・グローバル・ウエルス・マネジメントのストラ テジスト、ビル・オニール氏(ロンドン在勤)は、「相場調整は3つ の支柱の上に立っている」と指摘し、「銀行株主の見通しに対 する警戒や利上げが迫っているという懸念、そして逆説的ではあるが、 米消費者の支出に対する消極的な姿勢で2010年の回復が損なわれ る」ことを挙げた。

3日の西欧市場では、アイスランドを除く17カ国で主要株価指 数が下落。ダウ・ユーロ50種指数は前日比1.8%安、ダウ・欧州 50種指数は1.4%下げた。

UBSは5.8%安と、9月1日以降で最大の値下がり。RBSは 7%下落した。

一方、英銀ロイズ・バンキング・バンクは2.7%上昇。同行は、 英政府の資産保証スキーム(APS)活用の回避を狙い、株主割当増 資などで210億ポンドを調達する計画を明らかにした。

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