UBS:7-9月はボーナス割当金を増額、システム変更や収入増で

スイスの銀行最大手、UBSは 2009年7-9月(第3四半期)に、ボーナスに向けた割当金を増や した。ウェルスマネジメント部門の報酬システムを変更したことや投 資銀行部門の収入が回復したことが理由。

ジョン・クライアン最高財務責任者(CFO)は電話会議で、「ボ ーナス基金を比較的大幅に増やした」と述べた。第3四半期の増加分の 約半分はウェルスマネジメント部門の報酬システム変更の結果だと説明。 投資銀行部門の「ボーナス基金も幾分増えた」と付け加えた。

同行が3日ウェブサイトで発表したところによると、第3四半期 に給与とボーナス用に割り当てられた額は従業員1人当たり5万 5793スイス・フラン(約490万円)。前四半期は4万6667フラン、 前年同期は3万8949フランだった。従業員数は第3四半期現在、6万 9023人。

同行は先月、報酬に占める固定給与の割合を引き上げる方針を示し ていた。クライアンCFOがこの日述べたところによると、ウェルスマ ネジメント部門とスイス銀行部門で、ボーナス支払いが繰り延べられる 下限の金額を25万スイス・フランと、20万フランから引き上げた。 同行は08年にボーナスを総額で21億6000万フランと、前年から 78%減らした結果、人材流出に見舞われたことを明らかにしていた。

クライアンCFOは「競合他社は明らかに当行よりも高水準の報 酬を支払い、人材を集めている」と述べた。

投資銀行部門の人件費の年初来累積は1人当たり28万2021ス イス・フラン。前年同期は23万1419フランだった。国内同業のクレ ディ・スイス・グループは約40万3000フラン。米ゴールドマン・サ ックス・グループは52万7000ドル(約54万3000フラン)。

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