EU:2010年の成長率予想をプラス0.7%に、従来はマイナス0.1%

欧州連合(EU)の行政執行機関 である欧州委員会は3日発表した半期経済見通しで、ユーロ圏の2010 年の成長率予想をプラス0.7%と、従来のマイナス0.1%から上方修 正した。

11年の成長率はプラス1.5%と予想されている。今年はマイナス 4%の見込み。欧州委はまた、財政赤字が平均で10年に域内総生産 (GDP)の6.9%に拡大し、11年に6.5%まで低下すると予想した。 一方、失業率は11年に入っても上昇し、少なくとも1995年以来で 最悪の10.9%に達すると見込んでいる。

欧州委は報告で、「リセッション(景気後退)は終了した公算があ るが、危機の影響は終わっていない」とし、「堅固で持続的な」回復の ためには「労働市場と財政赤字の問題に対処することが鍵となる」と 指摘した。

欧州委はインフレ率について、欧州中央銀行(ECB)の目安で ある2%弱の水準を下回ると予想。アイルランドは10年にデフレに 陥る見込み。ユーロ圏全体は今年が0.3%、10年が1.1%、11年が

1.5%と見込まれている。

財政赤字は来年、アイルランドで国内総生産(GDP)の14.7%、 スペインで10.1%、フランスで8.2%に達すると見込まれる。ドイ ツは5%が予想される。10、11両年は域内のすべての国で対GDP 比の財政赤字がEUの上限である3%を超える見込みとなっている。

来年の失業率は10.7%、11年は10.9%が見込まれる。

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