豪中銀:0.25ポイントの利上げ決定-政策金利3.5%に(Update1)

オーストラリア準備銀行(中央銀 行、RBA)は3日の金融政策決定会合で、政策金利であるオフィシャ ル・キャッシュレートを0.25ポイント引き上げて3.5%とすることを 決めた。世界的に景気が回復するなかで、世界で今年2度目の利上げに 踏み切ったのはRBAが初めて。

ブルームバーグ・ニュースがエコノミスト22人を対象に実施した 調査では、18人が0.25ポイントの利上げを見込んでいた。残る4人は

0.5ポイントの利上げ幅を予想していた。大方の予想通りの利上げを受 けて外国為替市場で豪ドルが下落した。

スティーブンスRBA総裁は、豪州経済が向こう1年で「潜在成 長率に近い」水準に回復するとの見通しを示し、「段階的な」利上げは 可能だと説明した。スワン財務相も2日、消費者信頼感の急回復と鉄鉱 石や石炭に対する中国需要を理由に、成長率見通しを上方修正した。

スティーブンス総裁は一方で、今年これまでに29%上昇した豪ド ルが「貿易部門の生産を抑制し、物価圧力を抑える公算が大きい」とも 指摘。これを受けて、TDセキュリティーズのシニアストラテジスト、 アネット・ビーチャー氏(シンガポール在勤)はきょうのRBAの声明 には「利上げ小休止の示唆がある」と指摘した上で、「12月は据え置 かれる可能性がある」と分析した。

将来的な利上げ期待が後退し、外国為替市場では豪ドル相場がシ ドニー時間午後2時43分(日本時間同零時43分)現在、1豪ドル=

0.9040米ドルと、金利発表直前の同0.9088米ドルから下落。2年物 国債の利回りは14ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)下げて

4.59%となっている。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE