仏銀:BNPがソシエテにリード広げる-金融危機とケルビエル事件後

フランスの銀行最大手BNPパリ バは、同2位のソシエテ・ジェネラルに対するリードを広げている。 金融危機を経た現在、資産規模と預金残高の双方で2倍となっている。

BNPパリバや米JPモルガン・チェース、スペインのサンタン デール銀行などは同業他社の苦境を尻目に買収を進めた。BNPの預 金残高はベルギーのフォルティスの資産を買収した結果、ユーロ圏で 最大となった。

エボリューション・セキュリティーズのロンドン在勤アナリスト、 ヤープ・マイアー氏は「フォルティス買収の件はBNPにとって驚く ほど有利だった」と述べた。

ソシエテは2008年1月に記録的なトレーディング損失を明らか にしたほか、少なくとも80億ユーロ(約1兆円)の資産評価損を計 上した。このトレーディング損失について、同行は元トレーダーだっ たジェローム・ケルビエル容疑者に責任があるとしている。

ブルームバーグがまとめたアナリスト調査によると、BNPが5 日発表する2009年7-9月(第3四半期)決算は、純利益が12億 6000万ユーロの見込み。一方、ソシエテが4日発表する同四半期の 利益は3億9900万ユーロが見込まれている。

株価を見ると、BNPは年初来81%上昇。これに対しソシエテは 34%の上昇。時価総額はBNPが629億ユーロと、ソシエテを87% 上回る。危機前の07年5月には差はわずか12%だった。

今年1-6月の純利益はBNPが31億6000万ユーロ、ソシエ テが3100万ユーロ。6月末時点の資産規模はBNPが2兆2900億 ユーロとソシエテの2倍以上。預金残高はそれぞれ6060億ユーロと 2915億ユーロだった。

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