FRBグリーンリー氏:米銀システム、「強固な状態からは程遠い」

米連邦準備制度理事会(FR B)銀行監督・規制局のジョン・グリーンリー副局長は2日、米国の 銀行システムは今も「強固な状態からは程遠い」とし、商業不動産価 値の下落と、それに伴う商業不動産ローンのデフォルト(債務不履 行)リスクの高まりによる打撃を受けていると述べた。

グリーンリー副局長はアトランタで開催された米下院監視・政 府改革委員会小委員会で証言し、「ここ数カ月にかけて、金融市場の 状況や投資家心理はともに改善してきた。一方で、市場における相当 なストレスや脆弱(ぜいじゃく)さは根強い」と指摘した。

同副局長は事前に準備した原稿で「銀行システムは強固な状態 からは程遠い」と述べ、「多くの銀行では貸し倒れの増加により引当 金が減少。新たに多額の引当金を積み増ししなければならず、これが 純損失や減益につながっている」との見解を示した。

さらに、こうした損失は銀行、それも商業不動産ローンの占め る割合の高い、小規模の地方銀行で特に収益を引き続き圧迫していく との見方を示した。

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